平成28年1月25日

今回は前回の「下町ロケット」に続けて「下町ロケット２」を課題図書としました。

ロケット開発を成功させた佃製作所がある縁から、医療機器開発へ着手する。

中小企業のロマン溢れる物語です。

卓越した技術と商品力が、ロケット開発から医療機器へと新展開をもたらす、日々新商品の開発に頭を悩ませる中小企業の経営者には大きな励みになりました。

今回は同じ中小企業の代表として、サヤマ製作所という企業も中心軸として活躍？します。

佃製作所はJAXA、サヤマ製作所はNASAと、日本企業と外資企業の立て分けのように紹介されており、佃製作所に比べてサヤマ製作所は全てが欧米式というか、スマートです。

佃製作所、サヤマ製作所が開発する医療機器から話が展開していくわけですが、良き商品とは・良き社会人とは・良き企業とはと、語り口の無数に広がる１冊です。

企業としての善悪はもちろんのこと、良き思想（企業理念）の無い企業にはどのような結果が待っているのかという面からも、意味のある作品であったと思います。

折に触れて読み返したくなる1冊でした。

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